栄養補給にはサプリメントを用います
脈々と息づくメイド・イン・ジャパンの伝統
オーソモレキュラー栄養医療において、必要な栄養素は、おもにサプリメントから補います。20世紀初頭に、鈴木梅太郎博士によってビタミンB1が発見された歴史的事実からも、我が国には、ビタミンを中心として世界に冠たる優秀な研究能力と、それを用いた優秀な製造技術が長期にわたって確固として存在していることが分かります。そのよきメイド・イン・ジャパンの伝統は、わたしたちの医療機関専用サプリメントにも脈々と息づいています。
世界の最新知見とジャパンテクノロジーの融合した研究開発体制
わたしたちの研究開発部門では、食品原材料・素材展示会のみならず、様々な分野の医学会にも参加し、広く最新かつ最高の素材・原材料、製造技術を求めております。特に、製造技術、栄養素の組み合わせについては、最新の学術データに基づき吟味し、国内の製造工場と古き良きメイド・イン・ジャパンの精神を共有し、長期にわたる試作・試飲・検証工程を経て、医療機関で必要とされる栄養素をフルカバーできる専用サプリメントラインアップをご用意いたしました。今では、全国の多くの先生方からMSS=「医療機関専用サプリメントのスタンダード」としてご認識いただけているのではないかと自負しております。
消化管アプローチで米国屈指のメタジェニックス社と業務提携
また、わたしたちは世界最大かつ最先端のサプリメントマーケットで鍛えられた、米国屈指の医療機関専用サプリメントメーカーであるメタジェニックス社(米国)とも業務提携し、消化管アプローチを中心とした最先端のサプリメントもご用意しております。
わたしたちにとって「サプリメントの品質」の定義、それは、
パッケージに記載している成分、およびその量が、
賞味期限までしっかりと入っていること
を、お約束し続けることであり、それがすべてのスタートであると確信しております。
品質についてのすべてのお約束を、わたしたちは「MSS PROMISE」として、以下に公開いたします。
MSS PROMISE それは品質の証
わたしたちは、先生方や製品ご利用者(患者様)とのお約束「MSS PROMISE」を実現するため、
品質管理(クオリティ・コントロール)と品質保証(クオリティ・アシュアランス)の2つの手法を徹底して磨き上げてまいりました。
品質管理
品質保証
品質管理と品質保証
品質管理は、製品の性能実現のために確実な管理を行うことであり、5つの具体的な約束(管理)に分類できます。
いっぽう、品質保証は、製品の品質が確かであることをしっかり検査・管理して証明することであり、
これには2つのフェイズでの約束(検査・管理)から成り立ちます。
性能を実現するための5つの約束
品質管理の約束 01
成分の配合を考え抜きます。
わたしたちは、医師の使用を前提とした医療現場専用のサプリメントの性能実現にあたり、まずはじめに栄養素の配合を徹底的に考え抜きます。
成分の配合を考え抜きます。
数多ある成分の中には、組み合わせるとお互いに吸収を助ける「仲の良い」成分が存在しています。そのような成分を意図して組み合わせ配合することで、相乗効果により吸収効率を高めるよう工夫しています。
エンドユーザーである患者様とそれを使用する医師をイメージして配合します
わたしたちの開発チームは、製品の最終利用者である患者様を具体的にイメージし続けています。そのイメージの仮説と検証を、わたしたちのキーオピニオンドクター達とのブレインストーミングを通じ、例えば、Aさん、40代、男性、会社員、3人の子供のお父さん、こんな悩みがあって、実はこういう慢性疾患があって検査データはこのような値で・・・というパーソナルレベルにまで具体化したユーザ像を想像して、無限ともいえる栄養素や機能性成分の組み合わせの中から最適な配合を考え出すプロセスを日々行っております。
品質管理の約束 02
原材料の選択に妥協しません。
わたしたちは、考え抜いた配合を実現するために、使用する原材料には徹底的にこだわり、妥協は許しません。
人間の身体に存在する形にこだわります
本来人間には、良い状態を保とうとする生体恒常性(「ホメオスタシス」とも言われます)が備わっています。しかし、長年の栄養不足の蓄積(栄養負債)はその能力を損わせ、多くの場合何らかの疾患として現れます。わたしたちは、身体の恒常性を取り戻すには、長らくヒトが食餌として取り入れてきた形と同じもの(混合体)、かつ、個体差のある身体が自ら調節して利用する形(前駆体)のものが、サプリメントとして最も理想的であると考えます。
例えば、『イソフラボンX』。
イソフラボンという大豆に豊富に含まれる成分には、糖と結合した配糖体型、糖が切り離されたアグリコン型、の2つの形があり、自然の大豆食品には配糖体型で存在しています。わたしたちは、混合体かつ前駆体へのこだわりから、アグリコン型ではなく配糖体型を採用しています。
高濃度の原材料を選択します
同じ成分の原材料でも、単位あたりの成分濃度が高いものから低いものまで様々な原材料が存在します。わたしたちは、できる限り高濃度のものを選択し、少量で多くの成分量を摂取できるようにしています。
新進気鋭の原材料を吟味・選択します
原材料の継続採用については常に細心の注意を払います。特に、この分野の技術革新は日進月歩の早さです。わたしたちの開発チームは、全世界の優良企業の原材料をリサーチし幾多の意見交換プロセスを経て、安全かつ高性能な原材料を積極的に採用しています。
原材料メーカーを厳しく評価します
わたしたちは、原材料メーカーの製造管理体制、安全性、およびエビデンスデータについて厳しい評価の目を持って臨んでいます。製造工程の開示は当然として、分析試験の実施、さらには成分の効果検証を自らで行っているかを、どこよりも厳しい目で評価するようにしています。
品質管理の約束 03
最善の製造方法で製造します。
わたしたちは、考えぬいた配合・選びぬいた原材料の能力を最大限発揮させるため、製造には細心の注意と、最善の方法を採用するよう努力しています。わたしたちの製品はすべて、国内のGMP、もしくはFSSC22000認定工場で製造されています。
崩壊性をコントロールします
栄養素がしっかり働くには、胃で崩壊すべきものは胃で確実に崩壊し、胃酸に弱いものは胃を保護されたまま通過し腸で確実に崩壊する必要があります。それには最適なコーティングが必要とされますが、では何を用い、どれだけの厚みでコーティングするか?が最も大切な課題になります。わたしたちは、栄養素・製品に合わせて、最適なコーティング方法を選択しています。
例えば、『イチョウ葉&Nキナーゼ』。
ナットウ(N)キナーゼは胃酸に弱い性質があります。この成分を確実に身体に届けるために、胃では崩壊せず、腸で崩壊するよう、カプセル全体を適切な厚みでコーティング加工しています。
飲みやすさを追求します
いくら優れた栄養成分でも、きちんと飲むことができて体内に入らない限り意味がありません。タブレットの場合、適切なコーティングによって喉にひっかからないで嚥下を容易にする、粉末や顆粒製品では砂糖や合成甘味料を使わず安全な美味しさを追求する、などの技術や創意工夫で、毎日無理なく飲み続けることができる製品を追求しています。
品質管理の約束 04
最適な製品形状を選択します。
わたしたちは製品を実際に使用される方をイメージし、品質を維持しつつ、かつ、飲み続けやすい形状を選んでおります。
ソフトジェル
油成分を最も吸収効率よく摂取できる形状です。DHAやEPAなどの酸化されやすい成分を保護するのにも有効です。
『A10000 ミセル』、『E200 ミセル』、『uDHA ミセル』などで採用しています。
カプセル
余分な添加剤などが不要であり、現時点で、サプリメントに最も適した形状であると考えております。
『NB-X』、『ヘム鉄』、『オリーブX』などで採用しています。
タブレット(錠剤)
必要成分が少ないものを、小さな飲みやすい形状にできるというメリットがあります。
『葉酸+B12』、『C250+αリポ酸』、『ナイアシンアミド250』などで採用しています。
顆粒
摂取量が多く、カプセルでは粒数が増えてしまうものに適しています。
『グルコラロイチンMB』、『必須アミノ酸ーX』、『C1000+B』などで採用しています。
粉末
摂取量が多く、水に溶かして飲むようなものに適しています。
『プロテインPeaX』、『プロテインSoyX』『ビタミックス® コンプリート』などで採用しています。
品質管理の約束 05
品質を確保でき利便性の高い包装を採用します。
わたしたちは製品の包装に主としてアルミパックを採用しています。その理由は、品質を維持するための保存性の高さと、省スペースによる飲まれる方の外出時の利便性を考慮しているためです。
保存性の高さ
アルミパックは、遮光性が高く防湿性も高いため、開封前はもちろん、開封された後の品質維持にも適しています。サプリメント容器として採用例の多いプラスチックボトルに比べてすべての試験においてアルミパウチ袋の優位性が確認できました。
ガス(酸素)透過度
試験方法
JIS K7126-1:2006 「プラスチック/フィルム及びシート/ガス透過度試験方法-第1部:差圧法」
水蒸気透過度
試験方法
JIS K7129-4:2019 「プラスチック-フィルム及びシート-水蒸気透過度の求め方-第4部:ガスクロマトグラフ法」
※1 定量下限値(0.01)に近いため、水蒸気透過量の値が連続して±5%に収まらない場合も定常状態とした。
全光線透過率
試験方法
JIS K7361-1:1997 「プラスチック-透明材料の全光線透過率の試験方法-第1部:シングルビーム法」
※2 全光線透過率が低く、拡散透過率が高いため測定範囲外、参考値とした。
(第三者機関にて分析)
省スペース
軽く省スペースのため、携帯性に優れ外出先にも持ち運んで飲みやすく、また、輸送のための段ボールが少なく済むなどエコにも優れています。
品質保証
品質を確認するための2つのフェーズでの検査
原材料
最終製品
品質保証の約束 01
製品に使用する原材料の検査
一般的なサプリメント製造プロセスでは原材料メーカーが発行する試験成績書を確認し、問題がなければ合格とします。しかし、わたしたちはメーカーによる試験に加え、独自の試験を行い原材料の品質を確認し、本当にわたしたちが望むものかどうかを評価しています。
成分検査
わたしたちの定義する品質の大前提である成分量。原材料に有効成分が定められた量が確実に含まれているかを抜き打ちの検査にて確認しています。
重金属含有
ヒ素、鉛、水銀などの重金属は、自然の食品に微量に含まれています。しかし、これらの重金属が含まれる可能性のあるサプリメントの原材料は、重金属の汚染がないことを製造する前に確認しています。
品質保証の約束 02
完成した最終製品の検査
最後に、完成した製品がわたしたちの基準を満たしているかを検査し確認しています。
成分検査
パッケージに記載された成分、およびその量が、賞味期限まで維持できていることを確認しています。
物性検査
外観、味、匂い、崩壊性など 毎日無理なく摂取できる物理的な性状を確保できていることを確認しています。
微生物検査
腐敗や食中毒を引き起こす恐れのある細菌、大腸菌群などが混入することが無いよう、厳重な管理の下で製造を行っておりますが、最終製品においても汚染がないことをあらためて確認しています。
ビタミン発見の歴史
先人たちの努力と発見によって
オーソモレキュラー療法の礎は築きあげられてきました
発見の年 | ビタミンの種類 | 発見者 |
---|---|---|
1910年 | ビタミンB(オリザニン) | 鈴木梅太郎 |
1914年 | ビタミンA(レチノール) | E.マッカラム M.デービス |
1921年 | ビタミンD(カルシフェロール) | E.マッカラム |
1923年 | ビタミンE(トコフェロール) | H.エバンス K.ビショップ |
1928年 | ビタミンC(アスコルビン酸) | A.セント.ジェルジ |
1933年 | ビタミンB2(リボフラビン) | T.オズボーン R.クーン |
1935年 | ビタミンK | H.ダム |
1936年 | ビタミンB1(サイアミン) | R.R.ウィリアムス |
1936年 | ビタミンB6(ピリドキシン) | T.バーチ P.ギョールギー |
1937年 | ナイアシン(ニコチン酸) | C.エルビーエム |
1938年 | パントテン酸 | R.J.ウィリアムス |
1940年 | ビオチン | P.ギョールギー |
1944年 | 葉酸 | L.ウェルズ |
1948年 | ビタミンB12(シアノコバラミン) | W.マーフィー G.マイノット |